弁護士の試験は年齢制限がある?最低何歳までには受かった方が良い?

弁護士を目指す際の最初の難関となる司法試験には年齢による受験制限がなく、法科大学院の修了日もしくは予備試験の合格発表日の後、最初の4月1日から5年の間であれば何度でも受験することができます。

もし、弁護士になりたいのであれば早期にこの試験に合格しておくに越したことはありません。

ですが、最低でも30歳になるまでに合格しておかないと、弁護士の夢を諦めざるを得なくなった場合の就職先の確保が大変になるといわれています。

弁護士の試験は年齢制限があるって本当?

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弁護士になるためにはまず司法試験を受けなければなりませんが、この試験の受験資格には年齢に関する項目がなく、法科大学院を修了しているか、予備試験に合格していれば何歳であっても受験することが可能です。

ただし、修了年度もしくは予備試験の受験年度の翌年度の開始日(4月1日)から5年の間に合格をしなければ、次のステップへと進むことはできません。

もし、5年が経過してしまった場合は予備試験を受け直すか、法科大学院に入るかのいずれかの方法をとって再度受験資格を得る必要があります。

一方、弁護士になる資格を得るためには、司法修習生考試にも合格する必要がありますが、こちらについても年齢による受験資格の制限はなく、1年間の司法修習をすべて終えれば誰でも受験することができます。

司法試験は一定の期間内であれば何度でも受け直すことができますが、司法修習生考試の場合は再度受験するためには修習を最初から受け直さなければならず、3回連続で不合格となった場合は司法試験を受けるところからやり直しとなります。

このように、弁護士を目指すにあたって受験しなければならない2つのテストには年齢制限はありません。

しかし、年齢を重ねるにつれて記憶力や判断力、思考力などといった職務遂行に必要な能力が少しずつ衰えていくことを考えると、若いうちに合格をしておくに越したことはありません。

司法試験には最低何歳までに合格した方が良い?

司法試験に合格するための年齢制限は有りませんので、例えば50才を過ぎていても合格すれば仕事をすることはできます。

ですが、もし弁護士以外の裁判官や検察管を目指すのであれば、公務員になるので遅くとも30代後半までには合格して置いた方が良いと言えます。

検察官や裁判官になるための年齢は公表されていないので、具体的に何歳までと言えませんが長く仕事をしたいので有れば、若いうちに合格して国家公務員として仕事をした方がキャリアを積むことが出来ます。

司法試験に合格後、司法修習生なりその後弁護士になるので有れば年齢に関係は有りませんが、自分で弁護士事務所を開いても直ぐに顧客が付くとは限りません。

なので、普通は弁護士事務所に所属してそこで実務を経験してから個人事務所を開く、或いは一般の会社の法務部に勤務することが多いので、同じように30代で合格して置く方が良いと考えられています。

公務員や一般の会社の社員になるには年齢制限が設定されている場合が殆どです。

弁護士資格を持っていれば弁護士事務所や会社の法務部で勤務する場合では有る程度の年齢でも勤務出来ますが特に会社の場合なるべく長く勤務して貰いたいために、年齢が低い方が就職率も上がります。

年齢制限は無いと言っても、経験を積むことが重要は仕事なので30代後半には合格して置く方が良いでしょう。

司法試験は学歴が無いと受けられない?

弁護士となるための資格を得るには、司法試験に合格した後で、司法修習生としての教育を受けることが前提となっています。

したがって最終的に弁護士として活躍することを目指すのであれば、まずはこの司法試験に合格することが必要です。司法試験にも実は受験資格があって、それは法科大学院の課程を修了させ卒業するか、または予備試験に合格することとされています。

司法試験そのものは一定の学歴があるかどうかを条件にはしていませんが、法科大学院の受験資格は大学卒業または卒業見込みというのが一般的なところですので、実質的にはやはり学歴の壁があると考えたほうがよいといえます。

もちろん法科大学院によっては一定の職務経歴などの代替手段で受験を認めるところがないわけではありませんが、あくまでも例外的な取り扱いと捉えるのが適当です。

いっぽうの予備試験のほうについては、そもそもこの制度が導入された際の国の議論では、特定の大学による合格者の偏重を排除し、経済的理由やその他の理由によらず公平な選抜ができるようにすることを目指していたことから、学歴にかかわらず誰でも受験が可能となっています。

そうはいっても難関であることにかわりがないため、実際には高校卒業程度では短答式での合格事例はみられるものの、最終合格には至っていない状況です。

司法試験は昔に比べて簡単になった?

弁護士になるために必ず通らなければいけない道として、司法試験がありますが、この試験の難易度は以前に比べて簡単になっていったのでしょうか?

そのような難易度の傾向を知ることは、今後の勉強を進めていくにあたってのヒントになる場合もあります。以前の司法試験の特徴は、問題文が短い傾向にあるという特徴がありました。

問題文が短いということは、その問題が何を問うているかということがあいまいになるため、何を答えて良いか分からないという受験生が多発したようです。

求められる知識量は今と同じ程度だったようですが、そのように出題者の意図を考えさせる問題が多かった分、今よりも難易度は高い傾向になったと言われています。

弁護士という職業柄、依頼者や裁判で相対する相手の考えを読み取るということが非常に重要になってくるため、そうした傾向にあったなどと言われています。

今でも、司法試験をおこなうときは、旧司法試験の過去問を解くことを勧める弁護士なども少なくないようです。

知識や考える力を旧司法試験の過去問で学び、実際の試験形式に慣れるために現在のもので勉強するという形で勉強してきた弁護士の方もいます。このような勉強方式も取り入れ、難関に立ち向かっていきましょう。