弁護士の試験は回数制限があるって本当?何回目で合格する人が多い?

弁護士になるためにはまず最初に司法試験に合格して司法修習生になければならないことはよく知られていますが、実際に受験する際には注意が必要なことがたくさんあります。

受験資格に制限があることはその一つで、法科大学院を修了した年度もしくは予備試験に合格した年度の翌年度の始まりの日から5年が経過してしまうと司法試験を受ける資格を失います。

実は、かつては3回という回数制限も設けられていましたが、2014年の法改正によってこれは撤廃され、現在は期間内なら何度でも受けられます。

現行の制度では、過去に合格した人のうち最も多い受験回数は1回で、全体の半数を占めており、きちんと勉強をすれば難関突破は十分可能です。

弁護士の試験は回数制限がある?

カラフルな数字

弁護士となる資格を得るための司法試験ですが、かつて規定されていた回数制限は法律上は撤廃されているものの、実質的にはあるものとして考えるのが妥当です。

現在の制度では司法試験を受験する資格があるのは法科大学院を修了した人、または司法試験予備試験に合格した人ということになります。

それぞれ修了した日または合格発表の日以後で最初に迎える4月1日から5年間にわたって、司法試験を受験する資格があるとされています。

この5年間で受験できる回数はかつて3回とされていたものの、2014年の法律改正によって撤廃され、回数は問われないこととなりました。

制限撤廃以前の状況として、受験対策の期間をできるだけ長くしようと法科大学院を修了しても受験をなかなかしない、いわゆる受け控えなどの弊害が目立つようになったことがあり、このような弊害を是正することが改正の趣旨となっていました。

ところが受験資格にあたる5年間という年限そのものが撤廃されてわけではありませんので、毎年の機会にかならず受験することとすれば、結局は5年間に5回が上限となってしまいます。

もしも所定の年限までに合格できなかった場合ですが、当然ながら司法試験の受験資格は失われてしまい、また新しく法科大学院に入学するなどの手間を繰り返すことになります。

司法試験は何回目で合格する人が多い?

弁護士や検事、裁判官になるためには必須な司法試験ですが何回目で合格する人が多いのでしょうか。結論から言うと以外なことに1回目が一番多いです。

法律系の最高難関試験でもある司法試験なので覚えることも多く1回目で合格出来る人は少なそうなイメージです。学習時間が長ければ長い程その分知識を身に付けられるため合格率が高くなるだろうと誰しもが予想しますが違います。

実際に過去に司法試験を受けて合格した人の統計がありますが、統計では1回目が50%近くと5割の人が合格しています。2回目になると30%まで落ちてしまい3回目の人では20%と回数を重ねれば重ねるほど受かりにくいです。

合格率が高い予備試験合格者でも同じように1回目は80%程度の人が合格しているのに、2回目では50%程度まで落ちます。これだけ見ると勉強時間が長いよりも短い方が受かる可能性が高いです。

なぜ1回目の合格率が高いのかと言うと論文問題が関わってきます。不合格になった場合もっと勉強しなければと更に知識を身に付けようとします。ですが、論文問題の方が短答式問題よりも配点は高いため論文の点数が低くて不合格になった場合があります。

論文は書き方が重要で自分の書き方を変えるのは難しいです。1回目で落ちた人は次に受ける時も同じような書き方を再度する確率が高いため合格率は下がってきます。

司法試験に1回目で合格する人は居る?

現在、司法試験の受験回数は5年5回と定められています。新司法試験になってしばらくは5年のうちに3回までとされていましたが、この制限が緩和されて5回までになりました。

一回目で合格する人がいるかという点については、いるというのが答えになります。優秀な人は普通に一回で合格していきますし、ダメな人は5回やっても受かりません。

司法試験はセンスも問われますので、センスがない人はいくら知識を持っていても受かることはないでしょう。何回も受験する人はかなりマニアックな論点をしっていたりと、合格者以上に知識があったりすることもあります。

しかし、ペーパーテストでは求められた答えを採点者にわかりやすく書くという技術が必要になるため、ただの知識を持っているだけの人はここで落とされてしまうことになります。

人にわかりやすく、求められた答えを伝えるということは、弁護士として働くうえでも重要なスキルです。

つまり、試験ではそもそも法曹として活動できるだけの能力を持っているかということを、法律的な知識のみではなく表現にまで求めているということになります。

単に知識を求めるだけなら短答式だけで十分ですが、論文式を採用しているということはそういうも億滴があることを意味します。

司法試験は難易度が高いから2回落ちるのは普通?

司法試験は合格率が25パーセントほどですが、難関と言われる割には高いと感じるかもしれません。

しかし、実際は合格率が高いのではある程度受験者のレベルを高くするようにしているからで、それでこの数字は低いと評価できます。受験するためには法科大学院を卒業するか、予備試験に合格しなければなりません。

それぞれの過程を経るとある程度の法的知識を持っているレベルになるので、それで25%はやはり低いです。難易度は高いので、2回落ちるというのはかなり普通です。

現在は5年で5回まで受けることができ、チャレンジできる回数は多いですが、受からない人は5回やっても受かることはありません。落ちて受験資格を失う人も、多くはまじめにやっているうえで落ちています。

そのため、2回落ちるというのはよくある話であり、最悪5回落ちることもあります。弁護士になるためには司法試験に合格する必要があります。

弁護士は人の権利や義務に関する紛争について助言をしたり代わりに訴訟をしたりとかなり重要な役割を果たしています。また、検察官や裁判官も同じで、刑罰に関する事柄を取り扱うので能力が高くなければいけません。

試験が難しいのは、これらの職業で求められているレベルが高いからなのです。