検察官になる前の検事任官の主な流れとは?検事の平均年齢は何歳?

検察官になる前の、検事任官への流れについて説明します。

まず法科大学院を修了したのち、新司法試験に合格したらその後に1年間の新司法修習を受け、それを終えると考試と呼ばれる二回試験を受けます。試験に合格すると、検察官になることができます。

新司法修習では、民事裁判や刑事裁判や検察や弁護について修習を行います。そのあとに検事採用面接を受け、合格すると検事に任官されます。平均年齢は、26歳から28歳で20代後半の人が多いようです。

検事任官までの流れは?

男女のシルエット

検事は検察官の種類のひとつで、検事総長・次長検事・検事長・検事及び副検事に分けられます。

検事に採用されるまでの流れは代表的なものとして高等学校卒業後、法科大学院に入学、同大学院を卒業後、司法試験を受け合格したら少なくとも1年間は司法修習をします。

修習を終えたら検事任官志望者の中から採用面接によって能力・適性・人格・識見に優れた人物を総合的に判断した上で検事に採用されるかどうかが決まります。

司法試験の受験資格は法科大学院で課程を修了し卒業するか予備試験に合格するかのどちらかになり、法科大学院に入学するには試験に合格する必要があります。

大学院には主に法学未修習者を対象とした3年間のコースと法学既修者を対象とした2年間のコースがあり、大学院側が実施する法律基本科目試験に合格し、必要な知識を修得済みと認定された場合だけ2年コースに入学することができます。

主に大学の法学部出身者が受験対象者ですが、法学部を出ていなくも試験に合格すれば入学できます。

3年コースはいわゆる一般的なコースで、法律を学んでいたかどうかは問われないので法学部以外の学部を出た人たちは、このコースを選択することが多い傾向にあります。

ですが大学の法学部を卒業していても3年コースに入学することに問題はないですし、逆に法学部を出ていなくても試験に合格すれば2年コースに入学することができます。

検事の平均年齢は?

新しく任官する検察官の平均年齢については、法務省が毎年12月頃に公表しています。このデータによりますと、平成30年における第71期検事任官者は69人であり、その平均年齢は27.2歳です。

女性だけに絞った平均年齢も公表されており、27.5歳です。少し遡ってみると、第70期における平均年齢は26.8歳、第69期については27.3歳、68期が26.8歳となっており、概ね27歳くらいが例年の平均年齢と捉えることができます。

気になるのが検察官任官者の最高齢者と最年少者の値です。これについても、法務省の統計データに掲載されています。まずは最年少者に注目すると、例年24歳前後となっています。

検察官になるためには司法試験に合格した後、およそ1年間にわたる司法修習生を経なければなりませんので、自然と歳少年者は24歳前後になるというわけです。

一方、最高齢者にフォーカスすると平成30年は38歳、平成29年が36歳、28年と27年はそれぞれ41歳と34歳と推移しています。

傾向としては、近年における最高齢者の年齢値はやや伸びており、40前後の年齢であるならば検察官になれるチャンスは十分にあると解釈することが可能です。

検事から検察官になるには?

検察官になる事を任官と呼び、検察官に任官されるためには法科大学院に入学修了した上で司法試験合格を果たし、さらに司法修習を修了した際に検事になるための任官試験を受験してから採用されるという流れが一般的です。

法科大学院に進むためには各大学が行っている入試試験を受験し合格しなければならず、大学によって定められている科目には差異があるものの、基本的には自己評価書と適性検査を提出し、尚且つ試験として面接を受けたり小論文を提出します。

法律既習者というコースが設けられている場合は、加えて各大学がそれぞれ行っている法律試験科目や、法学既習者試験を受験した結果が求められます。

法科大学院を修了した後に司法試験を受験し合格する事ができれば司法修習に進み、司法修習にも合格する事ができれば検事や弁護士、判事になる事ができる資格が得られます。

そのように司法修習に合格すると検事の他に弁護士や判事にもなる事ができる資格が得られるのですが、弁護士は修習のみを修了していれば資格が得られるものの、検事から検察官になるためには加えて法務省が行っている各試験を受験した上で採用を頂く必要があります。

その後実務修習を経てから全国各地の検察庁に配属され、個々の希望やキャリアアップにより副検事や特任検事といった階層に変化していきます。

検察官の平均年齢は?

検察官を目指す際に気になる点の一つが、その平均年齢です。検察官は他の公務員などとは違い、実際に任官されるまでにさまざまな道のりがあるため、その年齢というのもまちまちです。

大学を卒業後法科大学院に入学し、卒業後司法試験に合格して司法研修所で1年研修後に任官されます。

しかし社会人になってから司法試験予備試験を合格後に先述のルートで任官されたりと道が一つではないため、任官された時には30代を過ぎているという人も多く存在します。

なので現役検察官の平均年齢は比較的高めで、現在はおおよそ50歳前後であると言われています。

これは、検察官をサポートする検察事務官の平均と言われている37歳よりも高い数値で、その要因には先述のような任官されるまでの道のりの長さという点があります。

ただ、司法試験予備試験などには受験できる年齢の下限が無いため、理論的には20代でも検察官に任官される可能性はありますが、限りなく可能性は低いと言えるでしょう。

司法試験を受験する年齢平均自体が以前より30代前後とされているため、検察官を目指そうと思ったときには、そのような点も考慮してこの道を目指さなければなりません。

検察官を目指す人たちは、焦らずしっかりと自分の進んでいく道を見据えていきましょう。